寄稿文Connection

「夏のきらめき、どこまでも広がるひまわり畑」

ゆるふわ写真家むらいさち

みなさんこんにちは! 写真家のむらいさちです。
世羅高原農場45周年 寄稿文4回目は、ひまわり畑のご紹介です。
今では冬以外の季節は、どこかでお花が咲いている世羅高原農場グループですが、やっぱり元祖は「春のチューリップ」と「夏のひまわり」でしょう。お花の種類が増えても、世羅高原農場の代名詞といえるお花だと思います。

世羅高原農場のひまわり畑の特徴は、とにかく広大ということです。65,000㎡の広大な敷地!と言われてもピンとこないと思います(笑)。わかりやすく言うと、東京ドームの約1.5倍ほどになるそうです。その広大な敷地が、黄色一色に染まる姿はとても壮観です。

ここまで壮大なひまわり畑は、国内ではなかなか見ることができません。この景色を見るだけでも来る価値は十分にあります。

ちなみに、世羅高原農場のシンボルの一つである、風車をモチーフにした展望台も(1枚目)、10年前は白く可愛い展望台でした(2枚目)。ずっと通っていても飽きないのは、毎年お花や園内が改良され、訪れた時の新鮮さを保っていてくれるからだと思います。
白い展望台の写真は2013年に撮影したもので、懐かしいですね。ありがたいことに、毎年いずれかの季節に写真の撮影会を行っています。暑いけど楽しそうにひまわりを撮影している皆さんの声が聞こえてくるようです。
僕自身がこの世羅高原農場にいろいろな楽しい思い出を刻んでいます。

「白ひまわりの畑」

進化を続けるひまわり畑で、僕がなによりも心惹かれたのが、近年少しずつそのボリュームを増やしてきた白ひまわりの畑です。白ひまわり自体は見たことがあったのですが、ここまで本数が多い場所は初めてでした。
ゆるふわな写真を撮影する僕としては、白ひまわりはとてもありがたい存在です(笑)。淡い色合いで、コントラストが低いので、自分の作風にマッチします。画面全部を白ひまわりになるよう、濃い色が入らないように構図を意識しています。この優しい色合いが自分の作風にマッチするのがとてもありがたいのです。

「ひまわりの時期の楽しみ」

ひまわりはもちろんですが、この時期ならではの楽しみもあります。まずは入り口すぐのフローティングフラワーです。毎年趣向を凝らしてお花を水の上に浮かべてくれるので、楽しみの一つとなっています。どう撮っても映えます(笑)。

そしてグルメといえば大人気の「農場バーガー」はもちろん、「花カフェ」のドリンクやパフェもかわいいので、ぜひ立ち寄ってみてください。

「夜のひまわり」

最後は、通常見ることができない、夜の世羅高原農場の写真をお見せしたいと思います。昼間あんなに美しいのだから、夜の星空とひまわりを一緒に撮りたいと、特別に許可をもらって撮影させていただきました。世羅高原農場は、街から少し離れた場所にあるので、周辺は人工灯もなく真っ暗です。新月の日に行った時は、ライトがないと何も見えないほどでした。逆に月が出ている日には、とても明るく自分の影が地面にはっきりと映ります。こういった環境は星空撮影に最適で、目で見ても天の川がはっきり分かりました。幸い撮影の日は快晴・無風という絶好のコンディションの日でした。昼間とは違う、静かな世界で見上げた夜空を今でも忘れられません。

「最後に・・・」

今回の記事で、僕の投稿は最後になります。
10年以上に渡って通っているため、見せたい写真はまだまだあって・・・、とても世羅愛を語るには足りないのですが、少しでも世羅高原農場の魅力が写真で皆様に伝わったら幸いです。
今回45周年ということで寄稿させていただきましたが、きっと農場のスタッフの皆さんで現状に満足している方はいないと思います。僕が一番魅力に感じるのは常に「良くしていこう」「お客様に楽しんでもらうためには?」とスタッフの皆さんが常に考え、進化していることです。50周年、100周年と変わらず世羅高原農場に来たお客さんを驚かせ、感動させてくれることでしょう。少なくとも僕は毎年「今年はどういう驚きがあるの?」という期待を胸に訪れさせていただいています。

まだ訪れたことのない方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

最後に、この素敵な場所に導いてくれた、吉宗誠也さん、吉宗五十鈴さん、そして行くと笑顔で迎えてくれるスタッフの皆さん、いつもありがとうございます!
お世辞抜きで、世羅高原農場との出会いが、僕の人生をさらに華やかにしてくれました。
これからもたくさんの感動と驚きを期待しています。

キャッチフレーズどおり「花はみんなをしあわせに」してくれていますよ。

ゆるふわ写真家 むらいさち

沖縄県座間味村でのダイビングガイドを経て、写真の世界へ。
ダイビング雑誌のカメラマンを経て、独立。 現在は、水中から風景、お花などを中心に地球全体をフィールドに活動している。
独特の、明るく優しい「ゆるふわ」な作風で作品を発表し続けている。

2024年には、水中写真展「FantaSea」を、東京・札幌・大阪にて開催する。
東京:5月17日~23日(FUJIFILM
SQUARE)、札幌:7月12日~17日、大阪:8月30日~9月5日共にFUJIFILMフォトサロン。
同時に、自身写真家20周年を記念した水中写真集「FantaSea」も発売。
沖縄県座間味村観光大使。 むらいさちのふんわりフォトサロン主宰。