Messageご挨拶

花はみんなをしあわせにする

世羅高原農場は創業45周年
花観光農園として30年目を迎えました。

世羅高原農場は1978年に世羅町北部の小高い丘で葉タバコ生産組合として発足し、2024年で創業45周年を迎えました。また花観光農園として開園して30年の節目を迎えました。創業以来たくさんの方々に支えられ、またたくさんのお客様に花畑に足を運んでいただけるようになりました。 おかげさまで現在は「世羅高原農場」をはじめとした「Flower village花夢の里」「そらの花畑 世羅高原花の森」「せらふじ園」4つの花観光農園で、それぞれに季節を彩る花の絶景をお届けしています。また食の地域活性化プロジェクト「せらバーガープロジェクト」や、冬の新たな魅力を創出する「世羅高原キャンドルナイト」などを通じて世羅高原の魅力発信にも努めています。毎年変わらぬ美しい花風景、そして毎年新しい発見や感動を。
これからも季節とともに感動の花風景を創り続けてまいります。花いっぱいの丘でみなさまのお越しをお待ちしています。

Campaignキャンペーン

世羅高原フォトコンテスト2024

「心にのこる花風景」

世羅高原農場グループの4つの農場(世羅高原農場・Flower village 花夢の里・そらの花畑 世羅高原花の森・せらふじ園)で咲き誇る花々の魅力や、美しい風景、忘れられない一瞬や思い出を収めた作品。(花畑の風景はもちろん、花と人など幅広く募集します)

History沿革

Flower calendar花暦

About農園について

世羅高原エリアに点在する国内最大規模の4つの花観光農園では、
春夏秋冬を彩る花風景をお届けしています。

Connection農場ゆかりの方々より

世羅高原農場は45年の歴史の中で、多くの方との繋がりを持つことができました。様々な花の成長とともに、この繋がりが私たちにとって最も大切な資産となっています。

「花はみんなをしあわせにする」のポリシーのもと、共創しお力をお借りした皆様からメッセージをいただきました。

「せらせらぴー秋。輝くダリア」

写真と文山本まりこ

■魅惑のダリア

秋の世羅高原農場、そこは、まるで楽園のよう。
だって、見渡す限り、ダリアが咲いているのだもの。

色とりどりのダリアに囲まれながらシャッターを切っていると、時を忘れてしまう。
あっちにこっちに美しいダリアが咲いていて、シャッターを切る手が止まらない。
朝一で世羅高原農場に入場、夕方まで撮り続けていることも、もう何度も。

それはとてもとても魅惑的、そして、幸せな時間なのです。

秋の世羅高原農場のダリアについて、先日、第一回目の記事が公開になりました。
せらせらぴー秋。ダリアの花園|写真と文山本まりこ|寄稿文|世羅高原農場45周年アニバーサリー

今回は、秋の世羅高原農場のダリアの「さらに」、撮影する「さらに」を綴りたいと思います。

■輝くダリア

「世羅高原農場のダリアを撮影するなら、どの時間がおススメですか。」

世羅高原農場のダリア畑に約10年通い続けているので、そんな質問もたくさんいただきます。

お答えします。
おススメは、

・晴れの日の早朝と夕方
・雨の日

です。

まずは、晴れの日の早朝。
晴れの日の早朝は、ダリアが輝きます。まるで宝石のように。

太陽が上がったばかり、まだ朝露をまとっているダリアは、朝日を受けて、輝くのです。
キラッキラに。
花びらに水晶(クリスタル)をたくさんつけて輝いているように。

その時間を言葉にするなら、「世羅クリスタルタイム」。
あっちもこっちも、キラッキラ、クリスタル。

世羅クリスタルタイム、
こんなに美しい世界があるのだろうか、私はそんなことを思いながらシャッターを切るのです。

そして、晴れた日の夕方。
斜めに傾いた夕方の光が、世界をドラマティックに包み込みます。

この写真を撮っている時の私の心の中を、今でもはっきりと覚えています。
自分でも大好きだと思える写真が撮れている、そんなことを実感しながらシャッターを切ることの出来る幸せ。

もう、もう、最高です。

そして、雨の日。

雨の日、ダリアは雨粒を纏います。
雨の日も、まるで水晶(クリスタル)を纏ったかのうような美しいダリアが、あっちにこっちに輝いているのです。

550品種、7,500株のクリスタルダリア。

「晴れだったら良かったのに。」
「雨だから今日は撮影はいいや。」
「なんで雨~。」

旅先で雨が降ると、あちこちから聞こえる声。
実際、雨の世羅高原農場で朝から昼過ぎまで撮影していても、私以外の人は、ちら、ほら。
写真を撮っている人はほぼいない、なんて日もありました。
目の前にこんなに美しい世界が広がっているのに。

カメラがあれば、雨の日、そこはワンダーランド。

傘を入れて撮ったり、シャッタースピードを調節して、雨の軌跡を写したり。

雨の日の世羅高原農場は、ワンダーランド。
みなさんもぜひ、雨の日にカメラを持って撮影してみてください。

■カエルくん。ひょっこり

世羅高原農場のダリアの花園で毎回、私がものすごく楽しみにしていること、
それは、カエルくんに会うこと。

ダリアのお花の中にひっそり、いるんです。

7,500株のダリアの中に、ぽつり、ぽつり、といます。
あちこちにたくさんいる、というわけではなくて、探して探してやっと見つかる、そんなイメージです。

見つけたときは、
ああ、ここにいたんだね。
と、静かにシャッターを切ります。

あまり動かず、じいいーーっつとしているカエルくん。
刺激しないように、私もそおっと撮影します。

でもたまに。
虫が近づくと、シュシュシュッと動き出すカエルくん。
今までウトウトと眠っていたかと思ったのに、びっくりするくらい俊敏に。

そんな時間を見ているのも楽しいものです。

こちらはトンボさん。

猫さんも。

にぎやかな秋の世羅高原農場です。

■朝の世羅

朝の世羅
世羅の町や、世羅高原農場までの道のりにも、美しい秋があります。

彼岸花やススキがゆらゆらと。
私が滞在している中でも何度も霧がかかることがありました。
世羅の朝は早起きをおススメします。

■世羅のごはん

さあ、ごはんの時間です。
今回ご紹介するのは、雪月風花 福智院さんの「世羅おむすび精進カレー」です。

世羅の野菜がたっぷり、椎茸や大豆やフルーツなどの旨味がギュッと詰まった精進カレー。お米どころの世羅のお米のおむすびが、どーんとのっています。そして、精進カレーなので、お肉や玉ねぎ、にんにくなどが入っていません。

実はこのカレー、私、山本まりこがレシピを提供させていただきました。
実は山本、写真家ですが、スパイスフーズ作家でもあります。
「精進カレーってあっさりしたイメージだけど、旨味があって美味しい」と好評をいただいております。

■せらせらぴー

美しいお花に囲まれ
美味しいご飯をいただき
優しい人々とお話し
いつの間にか笑顔になっている、世羅高原の旅。それは、大きな優しさに包まれているように気持ち良くて、まるでセラピーを受けているよう、そんな風に思うのです。
だから、私は、世羅で過ごす気持ち良さを「せらせらぴー」と呼んでいます。

せらせらぴー

それでは、秋の世羅でお会いしましょう。

山本まりこ

写真家。スパイスフーズ作家。理工学部建築学科卒業後、設計会社に就職。25歳の春、「でもやっぱり写真が好き」とカメラを持って放浪の旅に出発しそのまま写真家に転身。風通しがいいという意味を持つairy(エアリー)をコンセプトに、空間を意識した写真を撮り続けている。撮影、執筆、講演、講師など活動は多岐。写真集「ARIY COLORS」「熊野古道を歩いています。」、著書「エアリーフォトの撮り方レシピ」など11冊出版。写真とスパイス料理の教室Room5656主宰、写真とスパイスカレーの空間PEANUTSuu(ピーナッツぅ)をOPEN。好きな食べ物は、カレーとイカ。